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2010.03.14 (Sun)

映画とかって大抵二度目はすべる確立が高い

そうゆうことで、また小説書いてました

読んだらわかると思いますが、手抜きまくってグダグダ感いっぱいに詰め込まれた、夕方になってもスーパーに余りモノとして残ってそうな作品になっております

きっとこうゆうのを駄文とゆうんだと思います!アハ!

今回のお話は二つに分けたらよかったと思ったんですが、分割するのもそれはそれで色々大変そうなんでやめました

ちなみにこのお話に入る前に少し説明を入れておきますね♪

出てくる人は銀時・新八・神楽の三人です。万事屋ですね

果てしなく銀さんの扱いがひどいです

あたしが書く小説はどうやら銀さんを苛める内容ばかりになるみたいで

いつかはカッコイイ銀さんも書いてみたいなと思ったり思わなかったり

あっ!めっちゃ長いです!多分前の小説より倍近く長いです

ではグダグダと語りましたが、追記からどうぞ!

【More・・・】














世界中の全てを流し去ってしまいそうな勢いで雨が降っている

そんな中、数時間前に銀時は傘を持たずにどこかへフラフラと出ていってしまった

いつもならこんな日には新八が必ず傘を持たせるのだが、洗濯物を干している最中に、ちょっと出てくるわと言われてはさすがに気が回らなかった


ったく、毎朝天気予報見てるのに、テレビのアナウンサーにキスしてしまうじゃないかってくらい近づいて見てるから大事な情報逃しちゃうんだよ、ホント馬鹿だよあの天パ
一体何の為に予報があると思ってんだ、動くアイドル写真集とでも勘違いしてんじゃないだろうな


台所で新八は不器用なりにも丁寧に、晩ご飯に使うじゃがいもの皮を剥きながら心の中で銀時に毒づいていた


「新八~、銀ちゃん傘持ってったアルか?」

居間のソファで煎餅を食べながらダラけていた神楽が話し掛ける

「ううん、持っていってなかったよ。神楽ちゃん、暇なら銀さん迎えに行ってあげてよ」

「いやアル!!あたしは今人生とゆう茨の道を勉強している真っ最中ネ!あぁっ!牡丹耐えるアル!!きっと最後は幸せになれるはずヨ---!」

叫びながらテレビドラマの展開に熱い視線を送り続ける

「人生の勉強って、ただ昼ドラの再放送見てるだけじゃん!!ホント頼むよ神楽ちゃん、銀さんまた風邪引いちゃうから」

「風邪引けたらお粥が食べ放題だから困ることなんてないネ、むしろ天国アル!それに雨に濡れて天パが負けたヘタれた髪型一度見たかったんだヨ」

「いや、お粥食べ放題で天国にいけるのは神楽ちゃんだけだからね、てゆうか、完全にそれを見たい願望しかねーだろォォォ!!」

「じゃあ新八は見たくないアルか?」

えっ!?そりゃあいっつもあの爆発したような頭が、大人しくなってサラサラとは言わないまでも、重力にちゃんと従っているところは見たいかもしれないけど・・・

ヒヒヒ
神楽が新八の思考を読み取って銀時に似た嫌な笑い方をする


最近この子ますます銀さんに似てきたような気がする


新八はその顔を見て、そこはかとなくこのチャイナガールの将来を心配した


そこへまるでマンガのタイミングのように銀時が帰ってきた


「たでーまぁ
銀さんが帰ってきたよぉ、いやぁ雨のすごいことなんのって、まるでザイル川をひっくり返したような勢いだったぜ」

「あっ!おかえりなさい銀さん、ってかザイル川って何ですか!なんでナイル川がエ○ザイルとコラボっちゃってるんですか」

「ん?アレだよホラ、さっきパチンコ屋で曲流れてたから、勝手に俺の頭ん中で契約結んじゃったみたいな?ヒットするといいなぁ、今度はオリンピックの開会式ででも歌うかもしれねぇぜ、アイツら式典とか好きだからなぁ」


「知らねーよ!!あんたはエ○ザイルの何を知ってんだ、てゆうかまたパチンコ行ってたんですか、もういいかげん辞めてくださいよ、給料だって滞納されてるんですからね僕!!そもそもね、博打でお金増やそうって発想自体が間違ってるんですよ、普通銀さんくらいの歳の人は真面目に働いてます、それなのにこの糖分摂取生物ときたら」

「あぁー、もういいもういいわかったから、取り敢えず風呂入らしてくれ、このままだとまた風邪引いちまう」


このままだと永遠説教をされそうだと思った銀時は、手をずいと新八の目の前に出して黙らせ
その隙に風呂へ逃げ込もうとした
ところがそこへ可愛い顔を被った怪力娘がソロリソロリと近づいてくる


「新八ぃ、髪を見るヨロシ!!」

それまで会話に入ってこなかった神楽が急に割り込んできた

そして風呂場に逃げようとしていた銀時の襟首を掴み
グルンと新八の目の前に銀時の顔を持って来て
そのまま下へ急降下したと思ったら、銀時の背中に座り込み上から押さえつけて床に俯せの格好にした


「ぐへっ!!何すんだ神楽てっめ!内蔵出るかと思ったじゃねーかァァ!!」


「さぁじっくり観察するネ!」

「そうだね、中々こんなの見る機会ないからね」

パチンコなんか行って、仕事の一つも探してこないからこんな目に合うんだよ銀さん

新八が誰にも分からない程度に口角を上げる

「おい無視かコラ、つぅか髪引っ張るなって!!禿げるっ禿げるからぁぁぁ!」


銀時を完全無視した天パ研究会もとい禿げ推進委員会の会員二人は、水分によって重力に大人しく従っている天パをしげしげと観察しながらいじくっている


「わぁ、なんか銀さんじゃないみたいだな、この髪型なら記憶喪失になった時のキャラの方が似合ってるんじゃないですか?」

「ほんとアル、いつもの世迷い事ばかり話す銀ちゃんじゃしっくりこないヨ」

「何人の頭いじって暢気なこと言ってんだおめーら!つぅか痛いってマジで!確実に抜けてるからソレェェェ!!」


バタバタと暴れる銀時を顔色ひとつ変えず押さえ付ける神楽
そしてしっとりと水気を含んだ銀髪をちょこちょこといじる新八は興味深気にまじまじと観察し続ける


「でもやっぱり銀さんは、あの髪型が一番いいよね」


「そうアルな、この髪型じゃあ遠くから見た時銀ちゃんて判別できないヨ」

「おいィィィ!!俺の頭は標識か何かか!」


それから数分後
銀時の頭を散々堪能した二人はもう興味が薄れたのか、各々自分たちの定位置に戻っていった
暴れ疲れた銀時は、もう怒る気力も失せていた

ったく、意味わかんねーよアイツら
人の頭はおもちゃじゃねーっての
とりあえず、風邪引いちまう前に風呂入るか


いじりたおされた頭髪の量を気にしながら立ち上がり、着替えとバスタオルを用意して冷えた体を温めに風呂場へ向かう


んー、さすがにちょっとひどいことしちゃったかな今日は、晩ご飯の後に昨日内緒で作ったプリンでも出してあげようかな


そんなことを新八が考えている頃、神楽はまったりとソファに身を沈め、既に番組の変わっているテレビを視界に入れていた

そこへ風呂上がりの銀時がやって来て神楽とは向かいのソファに座る


「あ~スッキリした、新八なんか甘いもの持って来い」

「ダメですよもう5時じゃないですか、こんな中途半端な時間に食べたらご飯食べられなくなりますよ、もうすぐご飯の用意できますから、デザートまで待ってください」

「ちぇっ、わかったよ」


テキパキと手を動かし味付けを済ませ、晩ご飯をテーブルに持って行き、三人でいただきますをした後

「ソレはあたしの肉ネ!最初からずっと目をつけてたアルー!!」

銀時が明らかに神楽の領分であろう場所から、ひょいと肉をとったのだ

「あぁ?誰の肉だって?どっかに名前でも書いてるってのか!どこにも見あたらねーぞ?先に取ったもの勝ちなんだよ」

いやみったらしく肉を色んな角度から観ながら言う

「ちょっ!神楽ちゃん!それ完全に僕のお皿に乗ってたおかずなんだけど!返してー」

さっき銀時にされた腹いせとばかりに新八の皿から玉子焼きを奪う

「銀ちゃんだって似たようなことしてるアル!それに前に銀ちゃん言ってたヨ、食卓は戦場だって!弱い奴は厳しい食物連鎖の果てに滅びていくヨロシ!」



奪い合いばかりが起きるその惨状は
まさに戦場そのもので
あっとゆう間にテーブルを彩っていた料理たちは各人の胃袋に収まってしまった


もう、それは説明できない程の速さで


「はぁ食った食った、さっもういいだろ、新八くんデザートちょうだい」

「はいちょっと待ってくださいね、先に片付けしますから・・・あっそうだ!実は僕昨日プリン作ってみたんですよ、食べますか??」


「マジでか!?もちろん食う!」

糖分の名前が出た瞬間に目の色がどんな時よりも輝く銀時

「神楽ちゃんも食べる??」

「いやあたしはこれがあるからいいアル」

ひょいと腕を上に上げて、少しかじられた酢昆布を見せる

「そう??じゃあ取ってきますね」

いつもなら銀時のものはあたしのものとでも言わんばかりに、食らいついてくる胃拡張娘の反応が薄いのを少し疑問に思いながら、新八は冷蔵庫から自分の分と銀時の分のプリンを取り出す


「おっ、なかなか見た目は悪くねーな」

「うわびっくりした!音たてずに近づかないでくださいよ!!」

居間で待ちきれなかったのか、銀時は静かに新八の背後に近づき、新八の肩越しからプリンを眺めていた


「結構頑張りましたからね!力作です」


「よくやった新八くん、この調子で銀さんの甘味製造機になってくれや」


「誰がなるかそんなアンタに都合のいい機械!!」


ギャイギャイ言いながら居間のソファに腰を下ろす


そして銀時がこの瞬間が一番の至福とゆう顔をしながら

口に一口目のプリンを入れた途端







「ぎぃやぁぁぁ!!新八ー!!水っ水持ってこい!!!」

「えっ!?はっはい!!」

涙目になりながら新八の持ってきた水を一気にのむ銀時

「ゼェゼェ、なんか過去にもこんなもん食ったような気が・・・」

自分は何か間違いを犯しただろうか、もしや自分にはお菓子を作る才能は姉と同レベルなのかと1人沈む新八は、恐る恐る銀時に尋ねた

「どっどんな味だったんですか銀さん」

「あ?辛いんだよ、辛過ぎんだよ、お前何いれたんだよ??タバスコどばどばいったか?唐辛子丸々一本いったか?」

「んなことしませんよ僕、普通にレシピ通り作りましたよ、でもなんでそんな味になったんだろ」


プププ
ソファにどこかの社長かとゆう姿勢でどかりと座り、二人の話を笑いを堪えながら耳だけこちらに向けて聞いている人物がいた


「あっ!神楽お前だろ!何したんだ俺の貴重な栄養源に!!!」

「銀ちゃんは糖分ばっか食べてるから糖尿病になる一歩手前になってるネ、てことは辛いものばっか食べれば糖尿病は遠退いて血糖値がパンピーレベルに戻れるアル!あたしのこの素晴らしいアイデアに感謝するヨロシ!!フハハハハ!」

いつの間に立ち上がったのか
どこかの独裁者のように私にひれ伏せとでも言わんばかりに、両手を腰に当て得意げに笑っている


「馬鹿かおめぇは!!んなことしたら俺死ぬわぁぁ!糖分一日でも取らないと俺がどうなるのかわかってんのかぁぁ!!」

うおぉぉぉ!!
「そうゆう問題じゃねぇぇ!!」
新八がツッコミながら銀時に蹴りをいれる


「あのね神楽ちゃん、甘党から辛党に移ったって健康にはならないよ、むしろ寿命縮みそうだからそれ」

新八は神楽に諭す口調で説明する

「そうアルか、銀ちゃんのことが心配であたし成りに考えたけど、やっぱダメアルか」

神楽がしょんぼりとうなだれる


あれ?
なんかさっきと態度違くね??
なんだよこのしんみりした空気
なんで甘党辛党談義でこんな空気になってんだよ


「そっか、神楽ちゃんも悪気があってやった訳じゃなかったんだね、今度は一緒に考えよ、僕も銀さんの体...てゆうか銀さんが糖分取ることでかかる無駄なお金が気になってたから

新八が床に膝をついて、神楽を下から見上げる形で慰める
二人の周りにはまるで世界名作劇場のような、およそ万事屋には似つかわしくない空気が立ち込めていた


ちょっ、なんだよこの放置プレイ!
俺居場所ねーじゃん
つうかおめぇらキャラ変わってんぞ
誰の真似だよソレ


「あっあのさ、別にいいからそんなこと考えなくて、とりあえずこのプリンの代わりになりそうなもんくれよ、俺腹一杯になったとこにデザートあるってゆうから無理矢理開けた胃袋の空間埋めてぇんだよ」


あまりに空気が違う為ためらいがちに話し掛ける


「よしっ!!僕らだけじゃいい考え思い浮かばないかもしれないし、こうゆうのは沢山集まって相談した方がいいんだよ!姉上や桂さんとかも呼んで、お登勢さんのとこで話し合おうか!!」

「それいいネ!賛成アルー!!銭は急げね!早速姐御呼んでくるヨ」

「神楽ちゃん、善は急げだからね。うん、お願い」

二人でとんとん拍子に話を進めて、神楽は電話でお妙を呼び、新八は外に出て桂を呼びに行く準備を始める


ちょっ、また無視かこいつら
てゆうかどんな会議開こうとしてんだよ
意味わかんねーよその議題
しかもそのメンバーヤバイだろ
ろくな案出て来ねーから

「いやぁ、ホントいいからそんなことしなくて、なんか甘味寄越せコラ」

銀時は顔に、漫画でよく使用される怒りを表すマークをつけて暴走している助手二人の行動を止めようとするが、全く相手にされない


「じゃっ!行ってきます(くるネ)銀さん(ちゃん)!!!」


「待てコラっ!人の話聞きやがれ-----!!!」

結局、いい案など浮かぶ訳もなく

一週間辛いもの尽くしになったり、次の一週間はすっぱいものづくしになったりと

銀時には全くありがたくない日々が少しの間続いたみたいです



「怠け者への制裁」...end


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


なんだコレはー!!!

二人が暴走したってゆうか、あたしの腦内が暴走しました

なんなんですかね、この展開の異様に早く流れる感じは

ダラダラダラダラと書いてしまった為に途中で眠くなってしまった人がいないか冷や冷やものです

いつかはレギュラーメンバー全部出してみたいです!

でも基本銀さん新八コンビが好きなんで、もしかしたらこの2人ばっかになるかもしれません

こんな作品でも楽しんでいただけましたらそれ以上の幸せはないです♪

ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございましたー!!

19:58  |  novel  |  TB(0)  |  CM(10)  |  EDIT  |  Top↑

*Comment

■No title

一作目もおもしろいんですが二作目も完全に原作のノリですごくおもしろかったですー!!次も期待(さりげなく催促
コウ |  2010.03.14(日) 20:42 |  URL |  【コメント編集】

■No title

おはははh(←おかしい
なんという傑作物!!!!!!!!!!
まるでそのまま銀さんたちが喋りだしそうな・・・。
そんな感じがします^^ノ
るんさんは表現の仕方がとってもお上手だと思います。
・・・・あれ、前も同じこと言った気が・・・w
いや、しかしほんとにすごいです。
次回も期待して待っていm・・・ry
夏夢あすか |  2010.03.14(日) 22:14 |  URL |  【コメント編集】

■No title

1作目もよませていただきましたー!!!
どどどどっ!どちらも神レベルのうまさです・・!

るんさん絵も小説も上手いってどういうことですかwww
どっちか分けていただけませんk(((((

状況がばっちり想像できる表現力、とても素敵です!!
燈城 |  2010.03.14(日) 22:32 |  URL |  【コメント編集】

■No title

るんさんって小説家ですか?笑
上手すぎますよっ!
一作目から読ませてもらってるんですが
感動です、そして笑いもあるなんて・・・
完璧じゃないですか∑
こんぶ |  2010.03.15(月) 00:17 |  URL |  【コメント編集】

■No title

コウさん
 そんなに絶賛していただけるなんて光栄です!
 原作に近いのは、しょっちゅう昔の銀魂見返してるせいかもしれません

 少しずつアレンジを加えていきたいとはおもってるんですけどね♪
るん |  2010.03.16(火) 15:18 |  URL |  【コメント編集】

■No title


一作目のコメントでも
かきましたが、その光景が想像できます!!
上手いですよ。

銀介 |  2010.03.16(火) 21:34 |  URL |  【コメント編集】

■夏夢あすかさん

そんなに絶賛していただけてあたしは幸せ者です!
なるべく臨場感を出そうとは確かに心掛けております♪

またあすかさんの期待に添える作品を作れるよう頑張りますね★
るん |  2010.03.17(水) 03:05 |  URL |  【コメント編集】

■燈城さん

神レベルって・・・!
いやいやそんなこと滅相もありませんよ

ダメです♪
あたしの能力を貰ったら必ず後悔する未来が待ってますよ

オリジナルを描けないとゆう未来がね

表現力はあるのか私にはわかりませんが、読んでいる人に伝わるよう精一杯頑張っております★
るん |  2010.03.17(水) 03:07 |  URL |  【コメント編集】

■こんぶさん

んな訳ありませんよ!(笑)

でも、そんなに誉めていただけて嬉しいです
天にも昇る気分です♪

また作品を作る原動力を皆様にいただけて
あたしは幸せです★
るん |  2010.03.17(水) 03:09 |  URL |  【コメント編集】

■銀介さん

お誉めいただきありがとうございます♪

もっと色々やり直したい部分あったんですが
今度は今回の反省点を生かせるといいなと思います★
るん |  2010.03.17(水) 03:10 |  URL |  【コメント編集】

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